自宅からの距離も大切なんです!塾を選ぶ時に気をつけること

塾を選ぶためには、塾の授業内容が学校に合わせてあるかそうでないか、個別か集団かなど、塾の特徴を知る必要があるということについてこれまで見てきました。その上で、お子さんにはこんな塾が合いそうだとか、ここなら効果がありそうだとか、行かせたい塾のイメージができてきたと思います。

しかし、それに合う塾を探しているうちに、希望の塾がある場所が家からかなり遠くなってしまったなどということがあったら、一度考え直してみる必要があります。というのが、塾は一度通い始めたらずっと通うことで効果を得るものだからです。

それが、例えば遠いので時間が掛かって部活が長引いたら始まる時間に間に合わないとか、送迎が欠かせないので保護者の都合が付かなければ送っていくことができないとかいったことが原因で遅刻や欠席が増えると、効果が期待できなくなってしまいます。

毎回の授業に遅れると、大切な説明の部分を聞き逃す可能性もあります。特に集団授業の場合、最初に大切なことを説明して後から問題演習を行うことが多くなっています。後から来た場合でもある程度の配慮はできても、同じ説明をもう一回することは難しいですからね。遅れると、どうしても不利な部分が出てきてしまいます。

それから、集団授業の塾ではカリキュラムに従って授業が進みますし、個別授業の塾では学校の内容に合わせる形やそのお子さんのペースで授業を進めますが、欠席が多いとどうしても抜ける単元がでたり、進度が遅くなったりしてしまうことになるからです。学校でももちろんそうですが、欠席が多いと学習内容が繋がらず、理解が難しくなることがあります。

そのため、せっかく塾に通うのなら、できるだけ遅れずに欠席が少なくなるようにしたいものですよね。そこで、あまりにも自宅から遠い塾になるようだったら、一度本当にその塾に通い続けることができるのか、考え直してみることが必要です。

それで通えるようであれば距離は問題ではないのですが、例えば保護者が都合が付かない時にはお子さんだけでも行くことができるとか、いろんな手段で行ける場所に塾があると、より欠席の回数が少なくなりますよね。そのため、ご家庭の事情も踏まえて考えて、無理が掛からない状態で通える塾を探すことも大切です。

例えばご両親のどちらかが送れるから遠くても問題が無いという場合はそれでいいですし、送るのが難しいかなと思うようであればちょっと考え直してみる必要もありますよね。せっかく通うのなら、続けて通えるような条件であることも考えながら塾選びをしたいものです。