個別授業の塾の長所とは?いいところを知って上手く活かそう

それでは、個別授業の塾の長所を見てみましょう。個別授業の場合、授業の取り方が自分で選べることが長所です。他にも習い事をしているとか、平日は部活が忙しいとか、いろんな理由で塾に行くことができるのはこの曜日と限られることがありますよね。

そんなとき、個別の塾なら多くの場合自分の通いたい曜日、通いたい時間を選ぶことができます。そのため、時間割が合わないから塾に通えないということが無くなるのです。その点、集団授業の場合組まれた時間割に合わせて通う必要があるので、それによっては行きたくても行けないことも出てきますからね。自分の都合に合わせられるのが長所です。

次に、授業進度です。個別授業の場合、生徒と話をしながら進められるので、学校の進度に合わせることができます。そのため、今学校でやっている内容を復習したり、少し先に進めておいて学校で確認したりすることになるので、内容をより深く理解することができます。

学校内容ではなく他の内容を勉強したい場合は、例えば受験に間に合うようになど、教師の方で進度を管理しながら進めることもあります。つまり、その生徒のしたいことに合わせることができるということですね。

それから、教師が側にいることでのメリットとしては、生徒が書いている文字が見え、何が苦手なのかが把握しやすいことが挙げられます。生徒に答え合わせを任せると、例えば覚え違いで書いている漢字を思い込みで正解にしてしまったり、スペルが間違っていても見落としていたりすることがあるので、それに気づくことができます。

それから、同じ不正解でも、何が原因の不正解なのかで対処の仕方が違ってきますので、それがわかりやすいことも良さです。数学で言えば、計算ミスなら正確にするように気をつければいいですし、公式を覚えられていないのなら公式を覚えることを考えます。計算の方法自体が覚えられていないのならそこまで戻ってやり方を確認しますし、問題を読んでも式が立てられないのなら手順を確認します。

ひと括りで不正解なのではなく、その原因を生徒と一緒に考えられることが個別指導の一番のメリットと言えそうですね。それから、個別だと先生が付いているので質問がしやすいこともメリットです。人前ではなかなか聞きにくいという生徒でも、先生が近くにいれば声がかけやすいですからね。

しかし、個別授業になると自分のペースで進められる半面他の人と比べて頑張ろうという意識は生まれにくい部分があります。また、理解できていないところを理解するために時間がかかると、思うように進めないこともあります。

ですが、わからない原因をそのままにしていても後でまた困ることになりますので、その辺を知った上で有効に利用すれば、後々で生きてくることになります。個別指導の塾には、以上のような特徴がありますので、お子さんに合うかどうかを考てみてください。