求めるのは予習?復習?狙いたい効果をもとに塾選びをしよう

学校に合わせる形式で授業をしている塾の場合、主に予習を目的としている塾と復習を目的にしている塾があります。予習型の塾の場合、学校よりも先に授業を進めることになります。逆に、復習型の塾の場合、学校で習ったことの復習を塾ですることになります。

どちらのタイプにも共通して言えることは、同じ内容を繰り返し学習することによってより理解が深まったり定着したりするということです。みなさんも経験があると思いますが、聞いたその時にはわかったような気がしていたし、また実際に問題も解けたのに、しばらくしてみると解けたはずの問題が解けなくなっているというのは有り得ることです。

そういうときにもう一度復習をすることによって、学習した知識が定着しやすくなります。そのため、どちらのタイプの塾に通ったとしても当然効果はあるのですが、もちろん違いも出できます。それは、最初に習うのがどちらになるのかということです。塾で先に習って学校で後から習う予習型の塾の場合、塾でポイントを聞いておいて、学校でそれを確認する形になります。

塾の場合、学校ほど授業時間が取れないのは事実なので、重要なことをまとめて伝える形を取ります。そして、演習を行いながらそれを定着させていきます。学校ではそれを細かく分けて何度か復習することになりますので、予習型の塾の場合、最初にポイントをまとめて聞いておいて、それを後から確認していくことになりますね。

それに対して復習型の塾の場合、学校で何度かに分けて習ったことを後からまとめて復習する形になります。以上のように、予習型の塾と復習型の塾には習い方の違いが出てきます。そのため、お子さんがどのような形で習いたいのかを確認してからどちらのタイプの塾を選ぶのかを決める必要があります。

これに関しては、お子さんの好みも関わってきそうですね。実際に、予習型であれば先に習っているから学校で話を聞いていてもわかりやすいというお子さんもいらっしゃいますし、復習型なら学校で聞いて良くわからなかったことを後から確認できるからいいというお子さんもいらっしゃいます。

そのため、そういう違いがあることを保護者だけではなくお子さん自身も知って、どちらのタイプがいいのかを考えてみることも必要です。よりお子さんにとって学びやすい塾が見つかるといいですね。