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友達と同じ塾に行きたい時、確認しておくべき事とは?

みみなさんのお子さんが、友達が行っているから塾に行きたいと言い始めたという経験は無いでしょうか。これは、塾に通うためにはとてもいいきっかけになります。友達が行っているから一緒に行くと、友達がいることが励みになって頑張ろうという気持ちになれるからです。

それから、そういうきっかけで塾に行くことを決めた場合、お子さんが自分で塾に行きたいと思うことになるので、押し付けられたとか親に行かされているとか、そういう考えが生まれないのも利点ですね。自分が決めたことの場合、または親子で話をして納得してから塾に通い始めた場合には、本人にも頑張ろうという気持ちがより起きやすくなります。

ただし、友達と同じ塾に行きたい場合、確認しておかなければいけないことが一つあります。それは、友達が行っている塾が、ご自分のお子さんの勉強したい目的と合っているかどうかということです。特に小学生のお子さんにありがちなのが、友達に誘われて塾に行ったのはいいけれど、それが受験対応の授業で驚いたというようなことです。

一方のお子さんにとっては受験をするのが普通で、もう一方のお子さんにとっては受験をして中学校に行くというイメージが全くないということは実際にあり得ます。それから、友達が受験するから一緒に受験をしたいと考えたけれど、塾に行ってみて受験勉強の難しさを知り、嫌になってしまったという話も実際にあります。

特に中学校受験は学校の内容と大きく違うことを勉強することになるので、負担になったり難しく感じたりということはあり得ます。私自身、自分には中学校受験の経験がなかったため、働き始めるまで学校の内容とこんなにも違うということを知りませんでした。実際、保護者の方でも受験を意識して初めて大変さを知ったという方もいらっしゃいます。

そういうことを考えると、その友達と一緒に行って内容が問題にならないかを事前に塾にどのような授業内容なのかを問い合わせるなどして確認し、お子さんにもそれで大丈夫なのか聞いてみる必要がありそうですね。中学受験に限らず、中学生の場合でも塾の内容がどのようなものなのかは確認してから一緒に行くことを決める必要があります。

友達と一緒に行くことは励みになっていいことなのですが、せっかくやる気になったところで内容が問題になってやる気を失ってしまうことは避けたいものです。そのためにも、友達と一緒だから大丈夫と思うのではなく、授業内容だけは事前に確認するようにしましょう。

授業時間にも違いがあります!お子さんに合う塾とは?

塾の1回の授業時間の設定は、塾によって違います。1回の授業を70分としているところもあれば90分としているところもある、中には1回の授業が2時間半というところもあるという感じです。もちろん、学年によって授業時間が違ってくることもありますし、同じ塾の中でもクラスによって授業時間が変わることもあります。

また、授業時間は短くても通う回数が多い場合もありますし、1回の授業時間は長くても通う回数が少ないこともあります。つまり、総合してどれくらいの授業を受けることになるかは、塾によって様々だということです。ここで考えたいのが、お子さんには1回の授業はどれくらいの時間がいいのか、何回くらい塾に通うのが合っているのかということです。

1回の授業が長いと集中できないというお子さんもいらっしゃるでしょうし、興味が持てることなら時間が長くても平気だというお子さんもいらっしゃるでしょう。それから、習い事や部活などで時間が取れないというお子さんなら、1回の授業時間が長くても回数が少ない方が助かるという場合もあるでしょう。

短い時間だと物足りないと思うこともあれば、時間が長いと大変だと感じて負担になってしまうこともありますよね。1回の授業の時間をどのように感じるかは、そのお子さん次第ということになります。そのため、そのお子さんにとっての受けやすい授業時間はどれくらいなのかを考える必要があるということですね。

もちろん塾の授業内容を考えることも必要ですが、それとともに通いやすい条件であるかどうかを確かめておくことも大切です。塾によっては時間割が決まっていてその通りに通う必要があるところもります。いくつかのクラスがあって、選ぶことができる場合もあります。それから個別の塾であれば、自分の通いたい時間を選んで通うことができる場合もあります。

時間の長さや通塾の回数、時間割が決まっているかどうかなど、授業内容以外にもその塾がお子さんに合いそうかどうかと考えなければいけないことがあります。それらも踏まえたうえで、どのような塾ならお子さんが通いやすいのかを親子で一緒に考えてみることも大切ですね。

学校準拠?塾のペース?塾の授業内容の違いを知ろう

塾に通う場合、塾によって授業の内容には大きな違いがあります。それは、学校準拠の内容で授業を行う塾と、塾独自カリキュラム・内容で授業を行う塾があるという違いです。学校の授業内容を理解することが目的で塾を選ぶ場合は、当然のことながら学校準拠の内容を勉強する塾を選ぶ必要があります。

学校準拠の内容を勉強する場合、塾でも学校の教科書に合わせたテキストを採用しています。そのため、内容がずれるといった心配がありません。小学生であっても中学生であっても、学校の勉強は全ての基礎になります。そのため、学校の勉強に不安がある場合は特に、それ以外のことをやってしまうといろんな単元の勉強が混ざり、かえって混乱することもあります。

そう考えると、まずは学校の勉強が理解できているかどうかが塾で何を勉強するかを考えるポイントとなりそうですね。学校の勉強が十分理解できている場合は、応用力をつける意味で塾独自の内容を勉強してみるといいでしょう。その場合は、学校でやっていることとは違う単元を塾で習うという形になります。

高校受験の際は、どうしてもこれまでの知識の全てが問われる形での出題となりますので、余裕がある時にはさらに多くの知識を身に付けておく意味で発展的な内容を勉強してみてもいいですね。学校の勉強でも解ける内容とは言え、やはり演習をしているかどうかで、問題の解きやすさは変わって来ますから、いろんな問題に当たっておくことにも意味があります。

それから、学校の勉強がどうであるかに関わらず、小学生が中学校受験を考える場合、それから中学生が高校受験で難関校受験を考える場合は、学校の内容だけでは対応できませんので、受験向けの授業を受ける必要があります。中学校受験をしたいなと漠然と意識することがあるかもしれませんが、その時には学校の内容では足りないことを知っておく必要があります。

高校受験の難関校受験も同じです。公立高校の場合、中学校で習った範囲からしか出題されませんが、難関校と言われるところであればそれ以上の知識や応用力を求められることもあります。そのため、目標をそこに置いて塾に通うのであれば、学校準拠の塾やクラスを選ぶことはできないということですね。

塾それぞれでどのような内容を扱うかは変わって来ます。塾によっては勉強したい内容によってクラスを分けているところもありますし、個別の塾であれば相談内容に合わせて対応してくれることもあります。そのため、何の目的で塾を選ぶのかをはっきりさせ、それに合った塾選びをすることが必要なのです。

復習型の塾で狙いたい効果とは?こんなお子さんに向いています

復習型の塾に通った場合、学校で先に習ったことを後から塾で復習するという形になります。学校の授業では、一単元ごとの時間を長く取ることができますので、一つ一つ段階を踏んで内容を理解していくことになります。そこでわからなかったところを後からまとめて塾で復習することになりますね。

そのため、復習型の塾に向いているのは、初めて習うことは一つ一つゆっくり段階を踏んで覚えて行きたいタイプのお子さんということになります。学校の授業は時間を掛けて行われますので、その中で説明を聞きながら単元についてゆっくり理解していき、そのあとここはわからないと思ったところを塾で理解するという流れになりますね。

それから、学校ではどうしても取りにくい問題演習の時間が多く取れることも塾の特徴です。説明を聞いただけでは頭に残りにくかったり、実際の問題を前にした時に使い方がわかりにくかったりすることもありますが、問題演習をすることでその使い方を理解し、定着させることができます。

そのため、学校で説明を受けて覚えたことを、塾で練習して使いこなせるようになるというのが復習型の塾の勉強法ですね。これが個別の塾であれば、本人がどこが苦手なのかを分かりにくい場合でも塾の講師が見てどこが理解できていないのかを確認することもできますし、集団授業の塾であれば問題演習をしながら間違いを見つけて行くことができます。みんなが間違いやすいところの解説を再度聞くこともできますしね。

以上のことから、復習型の塾の一番のメリットとなるのは、ゆっくりと段階を踏んで覚えた知識を、あとからもう一度塾で確認できることだと言えますね。わからないことは塾で質問をすることもできますので、その単元が終わる前にわからないことを無くすことができるということです。

学校で習う時はみんなと同じように始めてもいいけれど、後でわからないところを教えてもらえる方がいいとお子さんが考えるようであれば、復習型の塾を選ぶといいですね。学校でやってみてわからなかったことというのはお子さんの中でも意識しやすいことなので、それを無くすつもりで塾を活用すると、より効果的な学習ができるようになります。

予習型の塾、こうやって活用すると効果があります!

それでは、予習型の塾の活用法について見て行きたいと思います。予習型の塾の場合、お子さんにとって一番のメリットとなるのが、学校で習う時にはすでにその単元に対しての知識があるということです。

勉強内容を定着させるためには予習復習が大切だということがよく言われますが、今からこういうことを習うんだということがわかって話を聞くと、知らない状態で聞く時よりもすんなり頭に入るものです。そのため、学校の先生の話がより理解しやすい状態で授業を受けることができます。

学校の方が一単元に掛ける時間が長くなっていますので、塾で聞いた大切なポイントをもとに学校でもう一度その単元をゆっくり学習することによって、理解を深めて行けるんですね。そのため、予習型の塾に向くのは、新しいことはまとめてサッと知ってしまいたいというタイプのお子さんということになります。

学校の授業を聞いてよくわかるという感覚は、お子さんの勉強する意欲を高めるものでもあります。また、予習をすることには、わからない部分を自覚するという意味もあります。予習ですべてがわかってしまったら、自分で何でもできてしまいますからね。それが難しいからこそ学校や塾で学ぶ意味があります。

そこで、塾で先に勉強することによって、予習の段階から大切なポイントの説明を聞けるということになります。そのため、自分で予習をした時よりもさらにわかる部分を多く見つけることができます。ということは、わからないことが少なくなるので、学校ではその部分に特に意識を向けて授業を聞くと、わからないところがなくなることになりますね。

つまり、一度塾で習った後に、もう一度学校で聞いたときに気になる部分があったら、その部分は特にしっかり聞くように意識すると、さらに学習の効果が上がって来るということです。以上のように、予習型の塾の場合、学校で習うよりも先に内容をわかった上で学校の授業を受けることができることがメリットとなります。

そのため、お子さんが、学校の授業を受ける時には内容がわかっていた方が助かると考える場合には、予習型の塾を選ぶとよいでしょう。ただし、塾で習ったからもうわかっている、だから学校の授業は聞かなくても大丈夫と思ってしまうと、せっかくの予習型の塾を生かしきれないことになります。

説明を聞いた時には誰でもわかったように感じるものです。そのため、もう一度聞いた時に本当に理解できているかどうかを確かめることが大切ですので、お子さんにもそれを理解してもらうことが必要ですね。

求めるのは予習?復習?狙いたい効果をもとに塾選びをしよう

学校に合わせる形式で授業をしている塾の場合、主に予習を目的としている塾と復習を目的にしている塾があります。予習型の塾の場合、学校よりも先に授業を進めることになります。逆に、復習型の塾の場合、学校で習ったことの復習を塾ですることになります。

どちらのタイプにも共通して言えることは、同じ内容を繰り返し学習することによってより理解が深まったり定着したりするということです。みなさんも経験があると思いますが、聞いたその時にはわかったような気がしていたし、また実際に問題も解けたのに、しばらくしてみると解けたはずの問題が解けなくなっているというのは有り得ることです。

そういうときにもう一度復習をすることによって、学習した知識が定着しやすくなります。そのため、どちらのタイプの塾に通ったとしても当然効果はあるのですが、もちろん違いも出できます。それは、最初に習うのがどちらになるのかということです。塾で先に習って学校で後から習う予習型の塾の場合、塾でポイントを聞いておいて、学校でそれを確認する形になります。

塾の場合、学校ほど授業時間が取れないのは事実なので、重要なことをまとめて伝える形を取ります。そして、演習を行いながらそれを定着させていきます。学校ではそれを細かく分けて何度か復習することになりますので、予習型の塾の場合、最初にポイントをまとめて聞いておいて、それを後から確認していくことになりますね。

それに対して復習型の塾の場合、学校で何度かに分けて習ったことを後からまとめて復習する形になります。以上のように、予習型の塾と復習型の塾には習い方の違いが出てきます。そのため、お子さんがどのような形で習いたいのかを確認してからどちらのタイプの塾を選ぶのかを決める必要があります。

これに関しては、お子さんの好みも関わってきそうですね。実際に、予習型であれば先に習っているから学校で話を聞いていてもわかりやすいというお子さんもいらっしゃいますし、復習型なら学校で聞いて良くわからなかったことを後から確認できるからいいというお子さんもいらっしゃいます。

そのため、そういう違いがあることを保護者だけではなくお子さん自身も知って、どちらのタイプがいいのかを考えてみることも必要です。よりお子さんにとって学びやすい塾が見つかるといいですね。

集団授業の塾を選ぶとき、こんな効果が期待できるんです!

集団授業の塾に通うことで期待できる効果には、まずは同じ目的で通ってきている生徒が他にもたくさんいることによって、自分も頑張ろうという気持ちが芽生えることが挙げられます。中にはいいライバルを見つけることができ、競い合うことで成績が伸びたという話もあります。

黒板や白板を使って説明する形式で授業が進むため、年度の終わりまでに学習しておかなければいけない部分が計画的に進められることも特徴です。その点、個別だと学校のペースに合わせるので、学校が急にペースを上げるとそれに合わせる形になるため、計画的には行きにくいのも事実です。そういったことがなく、同じようなペースで進めて行けるのが集団授業の特徴と言えます。

それから、小学生で中学校受験をしたいとか、中高生で難関校の受験をしたいとか考えている場合には、学習内容がかなり多くなるため、集団授業で計画的に進めて行く方がペースが作りやすくなります。それから、新しいことを知ることが楽しいという生徒には、好奇心が満たされて楽しく授業を受けられることになります。

とはいえ、受験を意識している場合、どうしてもしなければいけないことが多くなり、大変だと感じて嫌になる時期があるのも仕方のないことなのですが、みんなもやっていると思うと、その気持ちがストレスとならず、前向きになれることも長所です。

学校内容に合わせて進む授業の場合、学校もしくは塾で一度習ったところを他方でもう一回教えてもらうことになるので、理解が深まるという利点があります。説明が二回聞けることになるので、頭に残りやすくなるということですね。

それから、個別授業のようにずっと先生が側にいることで緊張するタイプのお子さんの場合、個別だと落ち着いて勉強ができなくなってしまうこともあるので、そういう場合は集団授業の塾を選んだほうがいいということになります。

集団授業であっても、個人個人の成績の把握は確認テストを活用したり塾である模試や実力テストを活用したりという方法でできるので、集団授業だからといって個人個人の状態が把握できないわけではありませんし、質問もすることができます。しかし、大勢の前では言いにくいとか、授業外で先生に声を掛けるのがあまり得意ではないという場合には注意が必要かもしれませんね。

以上が集団授業の塾の特徴です。これを読んでみて、自分の子どもにはこちらが無家いると思われるようであれば、集団授業の塾を選んでみるといいですね。

個別授業の塾の長所とは?いいところを知って上手く活かそう

それでは、個別授業の塾の長所を見てみましょう。個別授業の場合、授業の取り方が自分で選べることが長所です。他にも習い事をしているとか、平日は部活が忙しいとか、いろんな理由で塾に行くことができるのはこの曜日と限られることがありますよね。

そんなとき、個別の塾なら多くの場合自分の通いたい曜日、通いたい時間を選ぶことができます。そのため、時間割が合わないから塾に通えないということが無くなるのです。その点、集団授業の場合組まれた時間割に合わせて通う必要があるので、それによっては行きたくても行けないことも出てきますからね。自分の都合に合わせられるのが長所です。

次に、授業進度です。個別授業の場合、生徒と話をしながら進められるので、学校の進度に合わせることができます。そのため、今学校でやっている内容を復習したり、少し先に進めておいて学校で確認したりすることになるので、内容をより深く理解することができます。

学校内容ではなく他の内容を勉強したい場合は、例えば受験に間に合うようになど、教師の方で進度を管理しながら進めることもあります。つまり、その生徒のしたいことに合わせることができるということですね。

それから、教師が側にいることでのメリットとしては、生徒が書いている文字が見え、何が苦手なのかが把握しやすいことが挙げられます。生徒に答え合わせを任せると、例えば覚え違いで書いている漢字を思い込みで正解にしてしまったり、スペルが間違っていても見落としていたりすることがあるので、それに気づくことができます。

それから、同じ不正解でも、何が原因の不正解なのかで対処の仕方が違ってきますので、それがわかりやすいことも良さです。数学で言えば、計算ミスなら正確にするように気をつければいいですし、公式を覚えられていないのなら公式を覚えることを考えます。計算の方法自体が覚えられていないのならそこまで戻ってやり方を確認しますし、問題を読んでも式が立てられないのなら手順を確認します。

ひと括りで不正解なのではなく、その原因を生徒と一緒に考えられることが個別指導の一番のメリットと言えそうですね。それから、個別だと先生が付いているので質問がしやすいこともメリットです。人前ではなかなか聞きにくいという生徒でも、先生が近くにいれば声がかけやすいですからね。

しかし、個別授業になると自分のペースで進められる半面他の人と比べて頑張ろうという意識は生まれにくい部分があります。また、理解できていないところを理解するために時間がかかると、思うように進めないこともあります。

ですが、わからない原因をそのままにしていても後でまた困ることになりますので、その辺を知った上で有効に利用すれば、後々で生きてくることになります。個別指導の塾には、以上のような特徴がありますので、お子さんに合うかどうかを考てみてください。

個別授業と集団授業の塾、どんなところが違いますか?

ここからは、塾の違いについて細かく見て行きたいと思います。まずは個別授業と集団授業の塾の違いについてです。私は、個別授業の塾と集団授業の塾両方で数年ずつ働いた経験があるのですが、実際に授業をしてみて大きな違いを感じましたので、それについてまとめてみたいと思います。

まず、授業形態そのものが大きく違います。個別授業の場合、その生徒が目指すことに合わせたテキストを使って、その生徒のペースで授業を進めます。学校の内容を勉強したい生徒には学校準拠のテキストを使い、学校のペースを聞きながらそれに合わせた形で授業をしていきます。発展的な内容がやりたい生徒には、そういったテキストを使って進めます。

黒板や白板を使っての授業ではなく、テキストに沿って説明を紙に書いたり、テキストに印をつけて確認したりという形での授業となります。それに対して、集団授業の場合は黒板や白板を使っての授業となります。学校の授業がそんな感じなので、こちらの方がイメージはしやすいかもしれませんね。

先生が授業をし、生徒がそれに合わせてノートを取ったり問題を解いたりしながら進めて行きます。この場合、個人個人の生徒のペースに合わせる形ではなく、塾の授業進度で進んでいくことになります。学校の内容に沿うか、発展的な内容を扱うかはその塾や選んだクラスによって変わることになります。

それから、一緒に授業を受ける人も変わって来ます。個別授業の場合、周りにいるのはいろんな学年の生徒となります。同じ先生が何人かの生徒を担当している場合もあるので、近くで別の勉強をしている人もいますが、テキストを進めたりするのは自分のペースでできますので、周りのことが気になることはありません。

それに対して、集団授業は学校が違う生徒が集まることはありますが、同じ学年の生徒が一緒になることになります。そうなると学校準拠の内容の時困ると思うかもしれませんが、住んでいる自治体が同じなら採用している教科書も同じなので、別の自治体の塾を選ばない限り違う学校の生徒が一緒に授業を受けても問題はありません。ただし、進度が前後する可能性は出てきます。

個別授業と集団授業の塾には、以上のような違いがあります。そのため、どんな授業が受けたいかを考えてからタイプを選ぶ必要がありますね。

一言で塾と言ってもいろんなものがある!その種類を知ろう

一言で塾と言っても、その内容は様々です。塾にはいろいろなタイプがあり、どんなことを塾に求めるのかによって選ぶべき塾が変わって来ます。そこでまず、塾と言われるものにはどのような種類があるのかを見て行きたいと思います。

まずは、授業形式ではなく、プリントなどの学習教材をもとに、個人個人が自分でそれを進めて終わったら採点してもらい、だんだんステップアップしていくというタイプの塾があります。有名なところがあるので、みなさんイメージが浮かぶと思うのですが、この場合学習内容は学年に縛られず、できればどんどん進めておくというパターンのところもありますね。

それから、授業形式の塾もあります。この場合、また集団授業、少人数制、個別授業に分かれます。集団授業の塾は学校の授業と似た感じのものをイメージしてもらえばいいですし、少人数制となるとその人数が例えば6人とか10人とかその塾ごとに最大何人までという決まりがあり、少人数に制限された状態で行われます。

集団授業もしくは少人数制の授業の場合、同じ学年の同じ目的を持った生徒が集まって授業を受けることになります。それが個別となると、今度は形が変わって来ます。個別授業の場合、先生一人に対して生徒何人までという決め方がされていて、先生が生徒一人一人の学習内容に合わせて説明をしていくという形になります。

個別なので、多くても先生一人に対して生徒三人くらいまでが一般的なようですね。この場合、同じ先生が担当している生徒が同じ学年とは限りません。それぞれの生徒が自分の目的に合わせてテキストを進めたり説明を受けたりするという形になります。

それから、授業内容も大きく分かれ、学校準拠で学校の勉強がしっかりできることを目的にして運営されている塾と、受験を意識して学校の進度とは全く関連のない状態で塾独自の内容やペースで進んでいく塾があります。

また、大手の塾であれば、その両方を併せ持っていて、さまざまなクラスを作ることで目的に合うところに通ってもらうシステムを取っているところもあります。中には、集団授業と個別授業、両方を選べるところもありますね。

このように、同じ塾でも内容はかなり違ってきます。そこで、塾選びをする時には、塾に通うことでどのような効果を期待するのかを考えてから選ぶことが大切になります。

学校の勉強がしっかりしたいのに、学校の内容と違う単元を進める塾だと、かえって混乱してしまいますよね。逆に難関校を受験したいと考えているような時には、学校の内容だけでは正直なところ受かることができないので、それに対応するような塾に通う必要があるということになるのです。