予習型の塾、こうやって活用すると効果があります!

それでは、予習型の塾の活用法について見て行きたいと思います。予習型の塾の場合、お子さんにとって一番のメリットとなるのが、学校で習う時にはすでにその単元に対しての知識があるということです。

勉強内容を定着させるためには予習復習が大切だということがよく言われますが、今からこういうことを習うんだということがわかって話を聞くと、知らない状態で聞く時よりもすんなり頭に入るものです。そのため、学校の先生の話がより理解しやすい状態で授業を受けることができます。

学校の方が一単元に掛ける時間が長くなっていますので、塾で聞いた大切なポイントをもとに学校でもう一度その単元をゆっくり学習することによって、理解を深めて行けるんですね。そのため、予習型の塾に向くのは、新しいことはまとめてサッと知ってしまいたいというタイプのお子さんということになります。

学校の授業を聞いてよくわかるという感覚は、お子さんの勉強する意欲を高めるものでもあります。また、予習をすることには、わからない部分を自覚するという意味もあります。予習ですべてがわかってしまったら、自分で何でもできてしまいますからね。それが難しいからこそ学校や塾で学ぶ意味があります。

そこで、塾で先に勉強することによって、予習の段階から大切なポイントの説明を聞けるということになります。そのため、自分で予習をした時よりもさらにわかる部分を多く見つけることができます。ということは、わからないことが少なくなるので、学校ではその部分に特に意識を向けて授業を聞くと、わからないところがなくなることになりますね。

つまり、一度塾で習った後に、もう一度学校で聞いたときに気になる部分があったら、その部分は特にしっかり聞くように意識すると、さらに学習の効果が上がって来るということです。以上のように、予習型の塾の場合、学校で習うよりも先に内容をわかった上で学校の授業を受けることができることがメリットとなります。

そのため、お子さんが、学校の授業を受ける時には内容がわかっていた方が助かると考える場合には、予習型の塾を選ぶとよいでしょう。ただし、塾で習ったからもうわかっている、だから学校の授業は聞かなくても大丈夫と思ってしまうと、せっかくの予習型の塾を生かしきれないことになります。

説明を聞いた時には誰でもわかったように感じるものです。そのため、もう一度聞いた時に本当に理解できているかどうかを確かめることが大切ですので、お子さんにもそれを理解してもらうことが必要ですね。