中学校受験を目指す方に知ってほしい塾選びのポイントとは

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、中学校受験をお考えでしたら、学校の内容だけを勉強していて合格するというのはかなり難しくなっています。どの教科も、学校で勉強する内容以外のものが出題されるからです。国語の読解もかなり難しい文章を読んでその意味を読み解かなければいけませんし、漢字もたくさん覚えておく必要があります。

算数は、学校で習う考え方ではなく、受験するための独自のものがあります。つるかめ算、植木算、和差算など、聞き覚えがあるという人もそうでないという人もいらっしゃるかと思いますが、受験するために知っておかなければならない知識があります。

単純な計算だけではなく、問題文に書かれている内容を読み取り、そこから解答を導き出すための手順を考え、実際にやってみるという、論理的な考え方が求められますので、練習していないと対応ができません。これには大人が解いても難しいと思えるようなものもあります。そのための勉強をしていなければ、解くことができないということですね。

理科や社会も、かなり深い知識を求められます。そのため、中学校受験を目的に塾を選ぶのなら、受験に対応したクラスを選ぶようにしましょう。学校内容の勉強をするための塾では、受験には対応できないことになるからです。

それから、受験をするならかなりの知識量を求められますので、思い立って勉強を始めた時にはかなり塾でも先に進んでしまっているということもあります。それくらい前から計画的に勉強していかないと、こなせないくらいの量だということです。そのため、受験対応のクラスで理科・社会の授業が始まる学年の最初には、通塾を始めるようにしましょう。これも塾によりますが、理科・社会の勉強が何年生から始められるかがポイントです。

私がいる地域では4年生までは算数・国語のみ、5年生から理科・社会も含めた4教科となるところが多いのですが、これは地域性もありますし、塾の方針もありますので、通いたい塾が何年生から理科・社会を始めるかがポイントになるということです。

途中から入っても対応できないということではありませんが、途中から入るとその分今習っていることとその前に終わってしまったところとを合わせて勉強することになるか、やっていないところは飛ばして先に進むことになるかしてしまうからです。その分負担が大きくなるので、受験を考えているのなら通塾時期まで考えて、計画的に勉強を進めて行かなければいけないということですね。